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当社の先進技術が統合された 都市・インフラプロジェクトの創造に挑む

プロジェクトイノベーション事業本部
プロジェクトデザイン室 室長

田中 大策

2004年入社

学生時代に経験した「住民参加によるまちづくり」を実現したいと考えて入社

カタチに残る仕事に携わりたいと考え、大学は建築学科を選んで進学しました。大学の課題で日本中を周り様々な都市の人や風景写真を撮影しているうちに、都市に魅力を感じるようになりました。大学3年生のコース選択時に都市計画系を選択し、大学4年生から大学院にかけて、「住民参加のまちづくり手法」を学び、研究していました。
当時、「住民参加」は学生時代にしか経験できないものと考えていましたが、就職活動中に当社も実践していることを知り、自分が理想とするまちづくりを当社で実現したいと考え、入社を決断しました。
入社後は、都市計画や景観等のマスタープランづくりに携わりました。入社1年目から、興味をもった業務には組織を越えてメンバーに加えてもらうことができ、想いがあれば何でも経験させてもらえた環境が今の糧になっています。
入社3年目からは都市・不動産開発系の部門に異動し、具体の開発プランニング系の業務に注力しました。建築、鉄道、道路、PPPなどの他分野と連携する環境となり、部門を超えて仕事をすることの楽しさと幅広い視点でスキルを習得するためのアプローチ方法を身に付けることができたと思います。

新設部門で新規事業開発を担当

32歳のとき、新規事業開発を行う部門が新設され、ファイナンスも含めた事業全体が分かるコンサルタントになりたいという思いをもって自ら希望して異動しました。
異動後は介護施設整備・運営事業や道の駅、地域活性化施設等のPPP事業に携わりました。事業の企画・事業計画・立上げ・運営をひと通り経験でき、事業経営も分かるコンサルタントの重要性や可能性を肌で感じることができたと思います。最初はわからないことばかりで、パートナー企業や銀行・地元企業の方と意見を交わし、時には教えてもらいながら経験を重ねていきました。
事業の立上げでは、どんなコンセプトの施設にするか、何が最適なのかをチームで徹底して議論しました。密な議論を集中して実施できたことも非常に良い経験です。その後は民間企業との仕事が徐々に増え、契約期間が終わってもいろいろな相談を持ちかけられるような関係性を築けたことがこの時期の大きな財産です。

分野横断のプロジェクトこそ当社の価値

33歳と36歳のときに、社内の労働組合の幹部を2度経験しました。全社規模での人脈形成ができたことで、困った時に頼れる各分野のキーパーソンが思い浮かぶようになりました。この時の組合幹部同期の存在が今の自分の支えになっています。同時に、組合活動を通じて会社の経営について考える時間を持つことができました。
その経験から、全社連携で分野横断プロジェクトを進めることが当社の価値をより高めることにつながると考え、そのためのしくみづくりや推進をするために経営企画分野に異動しました。ここでは、今まで以上に全社を俯瞰的に見る視点と行動が身に付きました。視野が広がり、当社の実態を知ることで、当社の問題に対して自分にできることがあれば解決していきたいという思いを持つようになりました。

都市・インフラ×環境・防災・DXなど
この会社の可能性をさらに大きくしていきたい

40代に入った今は、大規模プロジェクトを所管する部署で、全社連携による新規プロジェクト創生と既存プロジェクトの拡大という2つのミッションを担っています。例えば、都市・インフラプロジェクトに、環境・エネルギーや防災、PPP、DXといった当社ならではの技術を掛け合わせることで社会課題解決により貢献できることはないか、などです。すぐには成果が出にくい投資的なミッションですが、いろいろな分野の仲間を巻き込み、自分ごとと感じて一緒に進められるように、そのプロジェクトの必要性や重要性を自分の言葉で伝えているところです。
「何をやるか」より「誰とやるか」、「目先」より「大義」、「一人」より「みんな」で――私がこれまで学んできたことです。会社の可能性をもっと引き出し、社会やクライアントのニーズに応えるソリューションの価値をさらに高めていくことに貢献したいと考えています。